こんにちは、なりちゃんです。
この4連休、関東圏はすごくいい天気ですね。
昨日(7月23日)ブルーインパルスやオリンピック開会式をみられましたか。
ブルーインパルスの反響の声を連日たくさん方から頂いてます。私はブルーインパスを飛ばしてませんが、「感動した」という喜びの声は嬉しいです。
突然ですが、皆さんは航空自衛官にたいしてどのようなイメージをもっていますか。

私は元自衛官でもなく民間企業に勤める会社員です。結婚する直前までは「航空自衛隊」という名前を聞いたことがある程度で、自衛官との接点は全くありませんでした。
私は自衛官の妻になってから約2年になりました。あっという間でした(;´Д`)。
夫いわく「自衛官に対して偏った・耳障りの良いイメージばかりのサイトや情報が多い」とブツブツ言っていました。
確かに自衛官に対して過度な誇張や偏ったイメージもあると思いますので「リアルな情報」を家族の立場から伝えたいと思います。
自衛官と結婚したい方や家族の立場からみた自衛官のリアルを知りたい方の参考になれば嬉しいです。
【家族からの視点】航空自衛官の妻になってわかったこと

航空自衛隊 公式ホームページ
https://www.mod.go.jp/asdf/
航空自衛隊さん公式ページになります。航空自衛隊に関する情報がつまっています。みてみてくださいね。現在、航空自衛隊は約4万7,000人で日本を守ってくれています。
航空自衛隊だけでも、仕事は多岐にわたりとても大きな組織です。以前、ニュースなどで「宇宙防衛」が少し話題になっていました。

航空自衛隊 自衛官採用情報 航空自衛隊の職種
https://www.mod.go.jp/asdf/recruit/saiyou/shokushu/
航空自衛官の妻になって約2年でわかったこと・実感したことになります。

①階級によりますが幹部自衛官だと約3年で異動がある(転居があり・なし)

自衛官にも階級や職種があります。基本的には、階級があがり偉くなればなるほど異動が多くなります。民間企業だと総合職や転勤の多い職種・会社のイメージですね。
自衛隊の基地は全国にあります。どこでどのくらい期間配属になるかは自衛隊の人事で決まります。
異動にともなって、その家族も臨機応変な対応が求められます。
もし、あなたがずっと同じ場所で働きたいのであれば、自衛官との結婚はなかなか難しいかもしれません。しかし階級や部隊にもよるのでよくご確認ください。
転勤・異動が比較的多いため、自衛官同士でモノをあげたりもらったりしている様子をよく目にします。古い型や中古品に抵抗がなければ、節約になりますよね。(我が家は、家電などほぼ人から揃えました)
②自衛隊の家族だからという特権はほぼない

家族だからといって、自衛隊イベントに優先的に入れるなどの優遇はありません。(自衛官によるのかな(;´Д`))
自衛官の仕事内容には防衛秘密も多く、家族までなら話してもよいという情報もあるようです。
しかし、外部の人が仕事の話を聞いても、異世界すぎて理解が難しかったです。(私はそうでした)。ただ、民間とはかけ離れた異世界の話を聞けるので面白いですよ。
公務員かつ大きな組織のため、官舎含む福利厚生は比較的充実しています。
官舎といっても築50年以上などの古い家が多いです。官舎ではなく外で住むことを選択される方もいらっしゃいます。古い家ですが家賃をおさえられるのでメリットは大きいです。
また、自衛官の福利厚生をになっている会社は「ベネフィットステーション」さんです。民間企業でもベネフィットステーションを導入されているところがあるようですね。
ただ、圧倒的に自衛官本人のみ対象のものが多いです。家族の特典としては、あまり期待をされない方がよいと思います。
自衛官の福利厚生に関して以前かいたブログになります。
自衛官×ベネフィットステーションを紹介しています。
③給料や仕事内容などが景気の影響を受けずらい

これは公務員だからです。また給料面も防衛省および国に定められています。民間企業のように業績などで給料が増減することはほぼないです。(良いことでもあり悪いことでもありますね)
参考資料として、自衛隊帯広地方協力本部の自衛官のお給料などについてを載せさせていただきます。ご興味あるかたはリンクをクリックしてみてください(リンクをはってます)
もちろん階級やコースなどにより個人差があります。

自衛隊帯広地方協力本部 自衛官のお給料などについて
https://www.mod.go.jp/pco/obihiro/recruit_works_pay.html
④自衛隊家族というだけで、自衛隊に関する情報に自然と詳しくなる

自衛官の家族というだけで、外部の人よりも情報が早く非公開の情報を持っていると思われることが多いです。気持ちもわからなくないですが(笑)
たしかに、家族に自衛隊がおり協力的に情報を共有をしてくれるのであれば、情報をいち早く得ることができると思います。
しかし自衛隊は大きな組織です。私たちもニュース・SNSや公式ホームページなどで情報を知ることも多いです。皆さんの想像よりも家族のみが知っている非公開情報は少ないです(;´Д`)
私が自衛隊の妻になってから、SNSや周りから自衛隊に関する情報を聞かれたり情報が集まってくるようになりました。話の1つの話題にもなりますしね(笑)。
その影響もあり家族も、自衛官に興味をもつようになり詳しくなっていくのだと思います。
個人的には、このブログ「幹部自衛官の妻ブログ」を続けたいですし、自衛隊は興味深いので楽しませて頂いております。
⑤自衛隊やそのご家族と知り合いになる機会が多いかも

以前夫の職場の方が夫を誘ってくださり、自衛隊さん主催の少人数BQやワインの試飲会に参加をさせて頂きました。
ワインの試飲会に行った時の記事です。
また、結婚後に自衛隊官舎に住めばご近所さんも自衛隊関係者ですよね。
子供などがいれば異なるかもしれませんが、官舎で濃いご近所づきあいがあるわけでもないですし自衛隊の異動が多いため官舎に住んでいる人もよく入れ替わります。
「自衛官の妻」という立場が自衛官との接点の機会が増える要因の1つではあると思います。
⑥出会いが少なく独身でシャイな自衛官が多いかも

幹部やある程度の階級以下は、基地内で生活することになります。住居費や食費など生活費用がほぼかからないので経済的です。
ただ自衛官は男性が約9割を占めますので、社内や基地内ではなかなか女性と出会いにくくシャイな自衛官が多い印象です。当たり前ですが、基地にこもっていたら外での出会いはなかなかないですよね。
また、自衛官はあくまで職業であり人間性とは別です。ざまざまな人がいます。厳しい訓練をしているからといってあなたが想像している人間性とは限りません。
真面目でシャイの方もいれば、女性遊びの激しい人もいるかもしれませんよね。自衛官という職業ではなく個人の人間性をみてくださいね。
⑦当直や入校などで数日・数カ月・数年帰ってこないこともある

自衛官にも当直勤務というものがあります。自衛官以外では夜勤のある会社や警察官などでもありますよね。また、入校(学校にこもる)というものがあり数カ月や数年間いないこともあります。
もちろん、入校中も休暇などはありますのでその時には会えます。実際、私たちも入籍から約1年後に同居をしました。一緒に過ごす時間を大切にして、いないときは1人の時間も楽んでくださいね。
⑧自衛官も意外と普通の人です
夫の様子をみていると、仕事としてて定期的に訓練や体力測定をしていたり、家でも腕立て伏せなどしていたりもします。自衛隊っぽいなと思ってみています。
しかし、銃をもって歩いているわけでもないですしだらだらしたりもしています。よく、「旦那さん強いの」や「銃をもってたりするの」などきかれることがあります。それが世間のイメージなのだなと思いますが、意外と普通の人ですよ。
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